現場から
大池諏訪神社拝殿・幣殿・本殿補修工事①
#現場から
大池諏訪神社の拝殿・幣殿・本殿にて補修工事を行いました。
今回はまず、工事前の状態を写真とともにご紹介します。

大池諏訪神社はとても歴史のある神社で、弊社会長のお話では、
以前の社務所は大正時代に建てられたものだったそうです。
そう思うと、拝殿・幣殿・本殿も100年以上の年月を重ねてきた建物だと考えられます。

破風板は虫食いによる腐れが進み、瓦のズレも確認できました。

破風・広小舞・登り・野地板など、屋根まわりの木部にも傷みが見られます。

谷木も腐っており、こちらも交換が必要な状態でした。

漆喰壁には穴が開いており、板で応急的に塞いでありました。
板の下に黒い汚れが付着していますが、
これは狸やハクビシンが漆喰壁を登った痕跡です。
獣が出入りできるほどの穴が開いていたことが分かります。

妻壁の漆喰部分にも複数の穴があり、
そこからコウモリや蜂が入り込んでいました。
さて、ここで少しだけ拝殿のお話を。
拝殿は、参拝に訪れた方が最初に向かう場所で、いちばん身近に感じられる「おまいりの場」です。
大池諏訪神社の拝殿は、地域の方々が願いごとを伝えたり、
季節ごとの行事を行ったりと、拝殿はずっと人々の暮らしに寄り添ってきた場所です。
今回の補修では、これからも気持ちよく参拝できるよう丁寧に整えていきます。
拝殿の奥には幣殿、さらにその奥には本殿が続いており、
神社の中心へ向かうにつれて建物の役割も少しずつ変わっていきます。
次回は、その"つなぎの役割"を持つ幣殿についてご紹介します。
工事の進み具合とあわせて、補修によってどのように変わっていくのかも
お伝えしていきますので、ぜひ続けてご覧いただければ嬉しいです。


